年長児きく組では、いろいろな素材を使って車づくりをしている子がいます。空き箱の形や重さ、長さなどを見て、自分の車の土台となる箱を選び、そこからよく走る車になるように、根気よく工夫しています。初めは車にひもをつけて、引っ張って走らせていましたが、床や積み木で走らせ、友だちと話しているうちに坂やトンネルがあると、より本物らしく動くことに気づいていきました。 空間を利用して場が広がっていくと、そこに友だちが集い、いろいろな考え、アイディアが生まれ、試し、遊びの幅も広がっていきます。考えが一致しなかったり、思い違いがあったりして、楽しいだけではない葛藤体験もありますが、それを乗り越えていくことで達成感や充実感もより大きくなっています。 |
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