緑の木々がまぶしいぐらいにそびえたつ内部幼稚園の園庭。落葉樹の葉っぱがハラハラと舞い降りてくることも日常的な光景です。とくに、雨続きのあとの園庭には、いろいろな種類の葉っぱが落ちています。4歳児さくら組の子どもたちが、大きな葉っぱを拾い集めて、友だちと見せ合いっこしていました。一人が大きな葉っぱ2枚を手にとって、頭に立ててみると、まわりの子どもたちから「あっ、うさぎさんだ!」と声があがります。「せんせ〜い、見て〜」と、走っていくと「あらっ、かわいいうさぎさん!」と呼応して、先生はさっそく葉っぱを帽子にはりつけてくれました。「私も」「私もする!」と次々に、帽子に葉っぱの耳をつけた子どもたちが集まって、ピョンピョンと跳び始めました。そのままなりきって、砂遊びや縄跳びを楽しむ子どもたちもいました。 次の日、晴れ間を見つけて、大きな畑に初めてさくら組の子どもたちが出かけました。大きな玉ねぎを抜く子どもたち。意気揚々と「うさぎさん」になって、引っ張る姿がありました。自然を自分たちの生活の中に取り入れて、楽しめる素敵な力が開花していく幼稚園の環境がそこにあります。 |
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