6月になって、きく組でもさくら組でもアオムシを飼育していました。むしゃむしゃと葉っぱを食べる様子を見てきましたが、全部さなぎになり、羽化を心待ちにしていました。先日の誕生会で、はらぺこあおむしの大型絵本をみんなで見たことで、興味、関心がより高まっていました。 今週は、たくさんのさなぎが羽化して、ちょうちょが巣立っていくのを見送る子どもたちの姿がありました。小さなアオムシが大きくなり、やがて動かなくなってさなぎになり、ある日ムズムズと動いて姿を現すちょうちょ。すぐには飛び立てず、羽が乾くまで見守る真剣な子どもたち。飛び立つときの声援。育っていく過程を見てきたことで、心揺さぶられる目の前の体験。言葉や教科書から覚えるのではなく、体と心に直接響く体験から幼児期の子どもたちの知恵や感性は育っていきます。そういう出会いや環境を、私たちはていねいに用意し、ともに感動していきたいと思います。 |
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