11月終わりごろ、家庭科の先生から調理実習で日本茶を飲む授業で使う急須がほしいという相談がありました。授業に使いたいサイズもあるということで、いろいろと調べてみましたが、なかなかいいものが見つかりませんでした。
そこで、昨年の保護者で今年も地域の防災訓練でお世話になっている林さんが学校へみえたときに、急須がほしいと相談しました。
林三夫さんは、有限会社雄山(ゆうざん)を経営していらっしゃいます。万古焼で土鍋をつくっているので急須もつくっているかと思いきや、万古焼の中でも土鍋、急須、花器、食器等、会社によって造っているものが違うということでした。言われるとあたり前のようですが、気が付きませんでした。
そこで、林さんにお世話になり、本日、株式会社南景製陶園の荒木照彦さんに急須をつくっていただき、学校まで届けていただきました。
本校の同窓生でもあるお二人から万古焼についていろいろな話を聞かせていただきました。地場産業としての万古焼、今後、この伝統をどのようにつなげていくか等、興味深い話をたくさん聞かせていただきました。キャリア教育の中で、生徒に聞かせたい内容でした。
お話を聞かせていただき、生徒には他の地域でつくられた急須でなく、地元でつくられた万古焼の急須で飲んでほしいという気持ちで一杯になりました。
林さん、荒木さんありがとうございました。
つくっていただいた急須です。
さて、急須のふたの穴、どちらにするのが正解でしょうか?
本来、画像左側で飲むほうが知られているそうですが、画像右側で飲むほうがお茶が出やすく、荒木さんは画像右側をすすめているそうです。今度、ドイツに行き、急須についてお話をされるそうです。