2月17日(火)・23日(月)、セントラル愛知交響楽団のコントラバス奏者の榊原利修(さかきばらとしのぶ)さんとピアニストの星合智美(ほしあいともみ)さんに来校していただき演奏を披露していただきました。3年生のみなさんに卒業を目前にして、少しでも音楽の素晴らしさを味わってほしいという願いで毎年企画しています。
星合さんにはショパンの「幻想即興曲」を弾いていただきました。世界でも演奏される機会の多いこの曲ですが、当時ショパンは「僕が死んだらこの曲を燃やして捨ててほしい。」というエピソードを残しているそうです。友人が捨てずに残したのですが、今では世界中の人に愛されている曲となりました。
榊原さんには、「モティビ」(タバコフ作曲)と「さくら」(森山直太朗作曲)を演奏していただきました。普段はなかなか聴くことのできないコントラバスの音色に親しむことができました。
榊原さんはチェコに留学されており、職人さんと共同でコントラバスを制作されてきたそうです。音楽だけでなく、榊原さんのお話を聞く中で、これからの生き方を学ぶことができた気がします。
卒業まであと10日あまりとなりました。3年生のみなさんと過ごせる日もあとわずかですが、これまでと変わらず、一日一日大切にしたいと思います。
受検を控え、不安な気持ちもあると思いますが、音楽に触れて幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。