昇降口にこのような旗が掲示してあるのはご存知でしょうか。
これは、昨年度の「いじめ防止標語」募集で最優秀賞になった中学生の作品が旗になり、市内中学校に配布されたものです。
今年度もその取り組みを行っています。すでに、標語づくりに取り組んだ学年やクラスもあります。

この旗がピンクである理由はご存知でしょうか。今から、17年ほど前に、カナダの高校生が、ピンクのシャツを着て通学した生徒が、周りの生徒からからかわれ、いじめられたことがきっかけで、こんな思いを二度とさせてはいけないと仲間たちが立ち上がり、みんなが同じピンクのシャツを着て、いじめをなくす訴えをしようと行動しました。このことがきっかけとなり、世界中にいじめをなくすという意思表示としての、「ピンクシャツ運動」が広まりました。三重県では、4，11月を「いじめ防止強化月間」として取り組まれています。四日市市では、毎年、市内各小中学校がいじめ防止標語に取り組み、ピンク色の旗を作成し、いじめ防止に取り組んでいます。
私たちの学校生活においても、心無い言動でつらい思いや苦しい思いをすることがないよう、互いを尊重しあい、認め合うことが大切です。この標語を作る際に、誰もが安心できる学校生活を送るためには何が必要かを考えるとともに、いじめを起こさないために自分自身が主体的にできることは何かを考える機会としてください。