10月5日に全国学力・学習状況調査の結果をお知らせしました。本校では、その後も引き続き分析に取り組むとともに、今後の改善策や指導方法等の具体的な取り組み内容を検討してまいりました。今回、国語科・数学科それぞれ具体的な方策が決まりましたので、お知らせするとともに下記のように取り組んでまいります。ご承知おきください。
《国語科》 結果から考察しますと、B(活用)は良好な結果が出ているものと思われます。A(知識)の『話すこと』の領域である「自分の意見を伝えるために、適切な材料を選ぶ」には、課題が見られます。今後は、自分の意見を授業の中で発表する際に、理由を明確にして述べる指導を丁寧に行っていく予定です。 また、A(知識)の『書くこと』の領域である「主語に対応させて述語を適切に書く問題」「動作の受け手を主語にした受身の文に書き換える問題」に見られる課題については、文の基本的な構成について丁寧に理解させ、今まで行ってきた要旨のまとめや課題作文を継続して行い、書く力を伸ばす指導を行っていく予定です。 さらに、国語科では、語彙力・読解力・書く力を伸ばしていくために、様々な文章に触れさせていきたいと考えています。そのために、新聞のコラム欄を読み、わからない語句の意味調べをし、要旨をまとめて書くような地道な課題にも取り組ませていこうと考えています。
《数学科》 結果から考察しますと、数と式の領域である「式の計算」「方程式を解く」、数量関係の領域である「比例関係を理解する問題」、図形の領域である「多角形の角」「合同な図形の辺や角」などは良好な結果が出ています。今後の取り組みとして、現在行っている基本問題を中心とした宿題の実施やノート作りなどを継続して繰り返し行うことで、さらなる基礎学力の定着を図っていきます。また、文章内容を読み取って解答したり、式や語句の意味を理解することが苦手な傾向にあるため、今後は文章題を読み取る問題を意識的に取り入れて練習したり、少人数グループの学びあい活動を充実させて、文章題への苦手意識を少しでも取り除けるよう指導していく予定です。