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2026/09/14new

初見の英文を協力して読解せよ!

| by 管理職
 初めて見た英語の長文を読解する。その中には自分が知らない単語がちらほらとあり、何について書いてあるのかも全くわからない。中学を卒業して自分の力で勉強を進めていかなければならない時が来たら、そんな場面にも出会う可能性は大です。高校入試での長文は中学生が在学中に習う単語のみで構成されることになりますし、その範囲を超える場合は何らかの補助的なものがあるはずです。しかし、長文の文章そのものは初めて出会うものです。自分で何が書いてあるのかを読み解かねばなりません。先週の国語科でも触れましたが生徒が自主的・自律的に学習できる力をつけていくことも意識して取り組んでいます。

 今日は桜中学校では定期テストが行われていますので、金曜日の英語科の授業から紹介します。

①黒板には先日の社会科の授業と同じようにこの時間に自分が取り組む学習の過程が示されています。生徒は授業全体を俯瞰的に理解し、教師の指示がなくても、自分が今何をするべきかを理解して進んでいくことができます。自己調整学習や自由進度学習と呼ばれている手法の一つです。今回は班別に協力しながら学習を調整していきます。


②生徒は班ごとに封筒を受けとします。中には一つのストーリーを、6枚のプリントに切り分けられたものです。班は4~5人で構成されており、欠席者のいる班は3人の場合もあります。自分たちで6枚のカードを調整して分担し課題に取り組みます。長い文章のプリントもあれば、短いものもあります。一人1枚を担当する人もいれば、2枚受け持つ人もいます。このあたりも班のなかまと上手に調整分担しながらスムーズに振り分けていました。最初は自分に与えられたプリントを読み込み、どんなストーリーなのかあらすじをメモ用のプリントに記入していきます。


③プリントの中にはまだ習っていない単語も混じっています。生徒は単語帳や教科書の後ろにある単語が集めて書かれているページなどを探し、主体的に英文を読み込んでいきます。このように自分が欲しいと思うような情報を探しだす力も今後の探究的な学びを行う中で必要な力(情報活用能力)となります。タブレットの検索だけでなく、紙に書かれた(校閲者などが何重にもチェックした)信頼できる情報を手に入れる力も大切になります。


④自力で課題に取り組みつまづいた時には、なかまや先生に頼ることも必要です。協働的に学ぶ中で、お互いに新しい気づきがあったり、他人に教えることで自分の理解が深まることになります。知識は頭の中でわかっているだけでは不完全なものです。表現活動の中できちんと伝えることができると自分の知識として深めることができます。協働的に学ぶ大きな意義の一つだと考えます。


⑤次に、6枚の話を一つの話につなげていきます。それぞれのあらすじを伝えあい、適正な順番に組み替えていきます。なかまと異なる意見を戦わせながらどの意見が最適解になるのかを議論していきます。自分たちの最適解・納得解を導き出せたら次の課題に進んでいきます。


⑥今度は6枚の絵をみて、自分たちが読み取ったストーリーのどのシーンの挿絵としてふさわしいかを考えます。お互いのイメージが違うとなかなか意見がまとまっていかない班もありました。しかし、この活動の中で大事にしたいことは唯一解を見つけ出すことだけでなく、その途中の議論の中で自分の考えを提示できるプレゼンテーション力、相手の意見を聞きながら自分の考えも伝えられるコミュニケーション力、様々な考えを方向付けていくファシリテーション力を身に着けていける活動となっていました。


⑦課題を全て終えたら振り返りシートに今日の学びの中で得たことや考えたことなどを記録していきます。授業の最後に振り返りを繰り返し行い、記録していくことで自分の学びの軌跡を確認します。


⑧最後に教員がストーリーを話していきながら、ポイントを確認していきます。一つの授業の中で、教員が全員に話しかけたのは最初の今日何をするのかの説明と最後のまとめだけです。合計して10分程度でしょうか。残り40分は生徒たちが主体的に、なかまと対話しながら、学びを深めていく活動になっています。

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